「価値共創シンポジウム2025」~連携から共創へ 地域社会に新たなイノベーションを~
2025年9月26日(金)10:20より神戸商工会議所会館3階 神商イベントホールにおいて開催されました。
兵庫県立大学の知的資源を地域社会・産業界のイノベーションに役立てていただく活動の一環として、毎年姫路地区と神戸地区で交互に開催されており、姫路工業俱楽部も協賛団体として毎年参加し、活動を支援しております。
プログラムは畑実行委員長の開会挨拶で始まり、國井理事長と髙坂学長のご挨拶の後、価値共創講演として午前に4テーマの発表がありました。
①ペロブスカイト太陽電池と水素燃料電池の普及に向けて
㈱先端化学研究所 代表取締役社長 岡本 和也氏
②みなさまの研究開発を計算化学で伴奏する”研究ベーシスト”型ベンチャー
㈱計算科学研究所 CTO 鷲津 仁志氏
③現役学生起業家が挑む、兵庫県立大学発ベンチャー
pAir Mind.Inc.(株式会社 ペアマインド)代表取締役 船越 丈寛氏
④キャビテーションプラズマ殺菌水で実現する持続可能な農業
㈱YSH総合研究所 代表取締役社長 岡 好浩氏
午後からの特別講演では、以下の3件の講演がありました。
Ⅰ 「鉄鋼業におけるGXの動向について」㈱神戸製鋼所 執行役員 木澤尊彦氏
Ⅱ 「市場の変化に応じ、工場をグローバルに展開」協和㈱ 代表取締役社長 野澤重晴氏
Ⅲ 「富岳NEXTプロジェクト始動:HPCとAIの融合に向けたプラットフォームへ向けて」
理化学研究所 計算科学研究センター 次世代計算基盤開発部門 部門長 近藤正章氏
また、価値共創講演(産学公連携)として午前の4件に続き2件が発表されました。
⑤「はりま新産業創出エコシステム」学長特別補佐 工学研究科教授 河南治氏
⑥「新長田ブランチの挑戦」社会価値創造機構副機構長 工学研究科教授 武尾正弘氏
特別講演Ⅰの後には、2階イベントホールにおいて、ポスター展示発表会が開かれ、多くの人で賑わい、それぞれのポスターについて熱心に質問等されていました。
17時40分からの交流会では優秀ポスターの表彰等が行われ、学生や各種団体関係者など多くの参加者で盛況となりました。


ご参考:淡水会ポスター

特別講演をされた野澤重晴氏(中央)と千葉理事長(左)、阿知波副理事長(右)

太田前学長(右)と辻井副理事長(左)、阿知波副理事長(中央)