姫路工業俱楽部の皆様におかれましては、益々のご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は姫路工業俱楽部の活動に多大なるご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
令和7年の総会で第38期の理事長を拝命しました千葉貴世(昭和57年金属材料工学科卒業:K57)です。今期2年間務めさせて頂きますが、姫路工業俱楽部の発展に向け一層努力いたす所存でございますので宜しくお願い申し上げます。
私は、昭和53年(1978)に姫路工業大学金属材料工学科に入学し、講座では材料強度学について学びました。入社した山陽特殊製鋼(株)では研究、技術畑を歩み、取締役を経た後、昨年3月にグループ会社の顧問を終えて現在に至っています。
当会は、昭和27年3月に姫路工業大学の同窓会として発足しています。現在の大学名は統合により兵庫県立大学工学部として名前は変わっていますが、昭和19年(1944)兵庫県立高等工業学校として開校、その後、昭和24年(1944)姫路工業大学、平成16年(2004)兵庫県立大学となり、卒業生・在校生合わせると約1万9千名を擁する規模になっています。
姫路工業俱楽部は「会員相互の交誼を篤くして、母校の発展を助成すると共に社会に貢献することを目的とする」と謳われており、その使命を果たすべく日々活動を行っています。
5年前に発生したコロナ禍により活動自体が一時的に厳しい状況が続いていましたが、ようやく終息を迎え、制約された環境下とは言え、今後、同窓会活動の活性化を図っていきたいと考えています。
第38期の事業計画の活動として、次の三つの柱を重点的に実施していきます。
一つ目は学生への支援です。学業・研究活動への支援、クラブ・同好会・サークル活動への支援、就職活動への支援をより深化させたいと考えています。昨年は数回に分けて食堂で「食の支援」を行い大変好評を得ていますが、今後は、より広範囲に渡った活動を展開していきたいと考えています。
二つ目は大学への支援です。現状の活動では充分とは言い難く、今後は大学と緊密に連携を行い情報の交換を図りながら適切に支援を図っていきたいと考えています。
三つ目は卒業生への支援です。現在、同窓会支部は、東日本、大阪、四国、和歌山の4支部が存在していますが、今年4月に5つ目の支部として兵庫支部が立ち上がりました。今後、会員の皆様が交流できる機会「出会いの場」をより拡大していきたいと思います。
他には、ホームページを大幅に改善し、多くの方に読んで頂けるようになってきています。同様に、コミュニケーションの強化を図るためにメルマガ配信についても、より内容の充実を図りつつ会員の皆様により興味を持って頂けるコンテンツを今後も継続して発信していきたいと考えています。
以上のことから、会員相互の親睦の輪の拡大と深化に向けた活動を強く推進させていきたく考えています。そのためには、強固な絆と熱い母校愛を持って、学生への支援、大学への支援、卒業生への支援をより精力的に推進していく必要があります。
会員の皆様のご健勝をお祈りするとともに、引き続き皆様からの積極的な温かいご支援とご指導を頂戴できますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

