姫路工業倶楽部会員の皆様、日頃より当会の活動に関しまして何かとご指導・ご協力を賜り心より厚く御礼申し上げます。
この度、第36期の理事長を拝命いたしました大西洋二です。

私は、昭和52年(1977年)機械工学科を卒業しました。大学院修了後、縁あって川崎重工業(株)に就職し、モーターサイクルの開発設計業務に従事して参りました。退職後は後進育成のためのお手伝いに呼んで頂いております。

さて昨年来、コロナ禍で健康が脅かされ、日々の生活が翻弄され、社会生活のあり方が急激に変化して参りました。そして人と人の新しい繋がりについて考えさせられる1年でありました。姫路工業倶楽部におきましてもリアルな会合を伴う種々のイベントが中止となるなど、事業活動にも大きな影響が出た1年でした。

人と人の繋がりは重要です。膝をつき合わせる繋がりが一番である事はいうまでもありませんし、これまでこれが主体の社会生活でした。しかしコロナ禍で繋がり方の変化が余儀なくされる中で、これまでとは違った繋がり方もあるのではないかという変革が起き始めているように感じます。コロナ禍が収まってくれば、多くはこれまでの繋がり方が戻ってくる事でしょう。しかし新しい繋がり方も広がるのではないか。例えば、遠方でも時間の制約の中でも気軽に繋がることができるという事が引き続き広まるのではないかと考えます。

社会活動のグローバル化の中、卒業後日本の各地へあるいは海外へ進出される会員も多いと思います。そこで、距離や時間の制約で同窓会活動に縁遠かった会員の皆様ともオンラインの繋がり等を上手く活用すれば、もっと気軽に繋がることができる様になるのではないかと考えます。

今期は、このような新しい繋がり方を模索し、同窓会活動のさらなる活性化を進めることができればと考えております。会員の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

理事長 大西 洋二