「姫路工業倶楽部とニチリンと私」
1993年 大学院化学専攻修了後、自動車部品メーカーのニチリンに就職し、現在も勤めています(現サステナビリティ推進室長)。
入社して数年後、当時の総務担当役員から姫路工業倶楽部の企業理事を引き継ぎ、今に至ります。
2014年、ニチリンが創立100周年を迎えた折、姫工大出身の社長(現 取締役会長)就任のお祝いを兼ね、社内の姫工大卒業生を集め「情報交換会」なる飲み会を開催。40名近くのメンバーが集まり、「こんなにたくさん卒業生いたっけ?」という感覚でした。
その後、一般公募制の採用に切り替わり、姫工大卒は徐々に定年を迎えたり…など、姫工大卒+県立大卒が大勢集まる機会は減ってしまいましたが、大切な地元同志のつながりを確保すべく、人事部門とも連携を図り、毎年ではありませんが、化学工学系を中心に優秀な学生がニチリンに就職してくれています。
コロナ禍以降、人のつながりが希薄になったと言われていますが、社内の県大卒業生たちは、昔の開発苦労話を聞きに来てくれたり、自身の学生生活や就職活動の話をしてくれたりなど、トークも上手で、人当たりもよく、スマートで賢い「県大生」のイメージがより強くなった印象です(僕らの時代はおとなしいor厚かましい両極端な学生ばかり(私も含む)だった記憶です)。
私自身、定年も見えてきております故、企業理事引継ぎのタイミングを探っているのが現状ですが、昔をよく知る古参メンバーとして、新しい若い世代たちが居る母校と創立110年を超えるニチリンの発展にお役に立てる間は頑張ろうと思っております。
以上
後藤慎一郎(C03)